教師たちのご家庭への願い

学校・家庭

少子化は、40年も前からはじまって、そのこと自体が、お子さんにとって親御さんからの過剰の期待をよせられたり、兄弟たちの中で社会生活の基礎を学べなかったりという不幸をもたらしている面もあると思います。そのような状況下にある親御さんとお子さんの関係をよりよいものにするにはどうしたらよいでしょうか。

お子さんたちが 生まれてきてよかった、生まれたのは、この日のためだと、全身からわき出る喜びに浸れるように、少しでも手をさし伸べたいと思って教壇にも立ちましたが、あまりにも多様化された社会の中で、あまりにも氾濫する情報源にとり巻かれて、親御さんもお子さんも、とにかくその足許がふらついてしまい、その視線が定まらぬような不安に襲われることがあるように見受けられました。

昔から今にいたるまで、親と子の絆を結ぶものは、ひたすらに愛のこころではなかったかと思いますし、社会的条件や状況がどんなに変わっても、その絆は変わらないのではないかと信じています。

それでは、現代では、その愛情は、親子で、どう具体化されたらよいのでしょうか。愛情をどう活かしたらよいか。叱り方、ほめ方の根底に愛のこころをおけばどんな表現になるか。

教壇に立っていた私は、子どもにとって本当にいい親であろうとすれば、どういう生き方が望ましいか、子どもにかかわりのある多くの事件や事例をもとに語りかけてきました。

果敢で勇気ある進行形の生き方をと願いましたが、親御さんが、自分のお子さんに対する考え方ややり方がこれでいいのか悪いのか、じっくりと考えてもらいたいとさまざまな機会に訴えました。

いち教師の越権行為だったかもしれません。ただ、ご家庭の関係性の齟齬を”なぜ”と親御さん自身が問い、ご家族が幸せになって欲しいと、心から願わずにいられません。

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