教員採用試験攻略法

学校・家庭

今年も採用試験の結果が発表になって、みなさん悲喜こもごもだと思います。いくら倍率が下がったと言っても、合格できなかった人はいらっしゃるわけで、来年に再起をかけていただきたいです。

採用試験の合格のポイント

さて、教員採用試験はほとんどの場合、公務員採用試験なのだから、公明正大におこなわれなくてはならないわけです。そのため現場の能力とは関係ない部分で試験をおこなわなくてはいけない面があります(自治体の細かな施策や教育法規をこたえるとか)。これは情実採用をなくすためにも必要です。けれど、日常業務とまったくちがう能力を要求されるので、素晴らしい臨時任用の先生が何年たっても正規採用にいたらないというケースもしばしばみうけられます。

今回は、採用試験がどんな方法でおこなわれているか、受験をとおしてにいだいた感想もまじえておつたえしたいと思います(採用する側にしても試行錯誤の連続で、とつぜん試験方法がかわったりする)。

一次試験の内容

採用試験の内容ですが、これが自治体によって相当にことなります。一日目の一次試験は学科試験。二日以降が二次試験で面接(集団・個人)や模擬授業(ひとり芝居)がはいる場合がおおいです。

一次試験はだいたいどの自治体もおなじで、筆記(教育原理・教育法規・専門教科・一般教養・論文)で構成されます。現在の低倍率で、この筆記試験でゴリゴリしぼってしまうと、採用試験の体をなさなくなってくるので、最近はさまざまな特例で一次試験を免除してくれる場合が多い(講師経験・民間企業経験・特殊技能)のです。ちなみに一次試験日は地方ごとにあわせてくるので、同地域の他県は併願できないようになっています。そのため夏になると全国を縦断する講師もたまにいます。

二次試験の内容

めでたく一次試験を通ると、二次試験です。ここまできて、ようやく面接・実技といった、教職本来の能力がためされます。とはいうものの、公務員試験です。いくら面接で適正をみせつけても、ポリティカリ・コレクトネスでないことを発言すれば、まずアウトですから、ある程度そのための勉強も必要です。また、法規を一問一答できかれたり、自治体の施策を説明させられたりと、筆記試験できけばいいのではないかという質疑で、答えられずの終わってしまうこともあります。

そして近年の必須課題は、模擬授業や場面指導です。授業の導入部分をすることになります。試験官しかいない場合や、受験者を生徒とみたてておこなう場合がおおいですが、緊張と気恥ずかしさのあいまった状況でテンションをあげるのはなかなか至難の業です。

また場面指導は、学校の日常で生徒の問題行動にでくわしたとき、どのように行動するかを複数の面接官の前でひとり芝居しなくてはいけないのですが、これがまたむずかしい。児童・生徒が問題行動をおこしているという設定でも、もちろんキレてはいけません。エア児童・生徒にさとすようにはなしかけないとアウトなのです。知人の受験生は「あなたが話しているときに生徒が全員同時に筆箱を床におとしはじめました、さてどうしますか?」というベテランの教師でもどうしていいかわからないような難問が出されたりしてました。

また実技は、小学校の場合、ピアノ・リコーダーや水泳・鉄棒などがあったりしましたが、そこまで全能を要求してしまうと、ぎゃくに学級・学校をまとめるという水準をみたせなくなるせいか、ほぼなくなりました。水泳はどこかの自治体でがんばりすぎた受験生が心臓発作でなくなったらしく、実施している自治体は減っています(個人的には入れ墨の有無をみているのではないかと思っていましたが)。

申し込んだからにはちゃんと受けましょう

そして、たいへんなことに、近年の情報開示の観点から、教育委員会は面接から論文まで点数をつけ、順位まで開示してくれるのです。かように採用試験は、試行錯誤のうえになりたっています。教育委員会のみなさん、ご足労さまです。多額の税金も使われてますし。

だから、ほかにいくらでも就職口があるからと言っても、申し込んだ自治体はちゃんと受けましょうね。

教員採用試験の受験地の選び方、勉強の仕方も相談にのります。(常識的な範囲で)

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