大学の高すぎる学費を考える③

ライフ・キャリア

偏差値の高い大学への進学は、経済的に恵まれている家の子どもの比率が高いことが、よく言われます。親御さんの経済格差が、子どもの進学格差に反映してしまいます。大学受験を通じて、経済格差の固定化と再生産が進みます。

裕福でない家庭の選択肢としてあげらるのが、奨学金です。奨学金には、返済不要なもの、無利子だが返済が必要なもの、有利子で返済が必要なものなど、いろいろ種類があります。返済が必要な奨学金については、将来返済の負担が重く、社会に出る前から子どもに借金を背負わせるのはいかがなものかという考え方もあります。

奨学金は、使勝手のよい負債ではないかと思われます。企業ですと、負債を負って着手する事業に、十分な収益が見込めて、金利の条件が悪くなければ、使勝手のよい負債と言えます。個々人の場合にたつと、進学によって将来の稼ぎが十分増えることが予想できて大学に進学するのならば、奨学金は計算の立つ借金であって、使勝手のよい負債であります。そして、大学に進学して将来の所得が大幅に増えることの利益は、親御さんではなくて、子どもが受けるので、子どもが学費の一部を負担する形には一定の理由があります。

現在のアルバイトだと、時給が1000円くらいになります。企業に就職して、数年経って、年収600万円になると、時給は3000円くらいになります。これだけ有利な条件で、大学での投資が回収できるのならば、使勝手のよい負債と言えるかもしれません。(結果論ですが)

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